子どもの発達を促す楽しい活動プログラム | 大阪市の療育なら療育ルームまるる | コラム

子どもの発達を促す楽しい療育プログラムは、賑やかな笑い声と共に始まります。

まず一番大切なことは、子どもたちの興味のあることや集中できている活動を探ることです。

例えば絵本では繰り返しのある絵本が好き、ひらがなや数字の絵本が好き、色のはっきりした絵本が好きというように傾向が見えてくることがあります。

また読み聞かせを通じて、視覚や聴覚を刺激したり、絵本に合わせてふれあい遊びを楽しむ中で触覚に心地よい刺激を入力できたり、繰り返しのある絵本では次の展開を想像したり予測したりする力を育むことができます。

物に名前があることに気づき始めた段階の子ども達には絵本の中に出てくる動物や乗り物の名前を言って指さしで答えてもらったり、発語があるなら「これは何かな？」と質問して答えてもらうのも、わかることを伝えられる嬉しい体験につながります。

次に、知育玩具を使った遊びについてです。

数や形、文字などに興味を持ち始めたら型はめやパズルやひらがな積み木など、様々な素材で興味を満たしてあげられる環境を用意してみましょう。

プットインやソフトパズルや型はめなど触って操作する玩具は、ぴったりとはまる感覚を楽しむお子様が夢中になって遊びます。

感覚を楽しみながら手先を使う活動を行う中で、手指の巧緻性の向上や微細運動能力や空間認識力を発展させます。

また、触覚に頼らず、視覚的な情報で理解できる段階のお子様は上記に加えてカードやパネルや知育プリントなども楽しむことができます。

日常生活の中で目にするチラシや看板、ポスターなどを使って文字や数字を探す遊びをしてみたりとコミュニケーションを楽しむのもいいですね。

クラフトや造形活動では、創造力や想像力を育みます。

こちらもお子様の興味に合わせて自由に素材の感触や色や形などを楽しむこともいいですし、構成が好きなお子様なら見本と同じように作ってみるのもいいですね。

自分の感性を表現することで、情緒の安定や達成感につながり自己肯定感も高まります。

そして、体を動かす遊びもとても大切です。

室内や外の遊び場で走ったり跳ねたり止まったり、上ったり下りたり、ぶら下がったりすることで、自分の体を上手に動かす方法を学んでいきます。

しっかりと体幹を整えることが、静止や着席姿勢の保持にもつながります。

リトミックなど音楽に合わせて行う活動では動く・止まる、早く・遅く、そーっと・力強くなど、音に合わせて動きを調整することで楽しく五感の発達を促します。

最後に、自然と触れ合う体験活動をしてみましょう。

園芸や野外遊びなどでは、植物の成長や虫や草花との触れ合いなど自然の中での発見や驚きが学びを促し、感受性や観察力を伸ばします。

また、動物と触れ合う機会も大切です。

動物とのふれあいの中で、思いやりの心や命の大切さを学び、情緒の安定や社会性を養います。

知育と遊びが一緒になった楽しい活動プログラムを通じて、子どもたちの発達を促しましょう！